メガピクセル・レンズを解説致します。

「センサーの大きさ」と「センサーのピッチ」により、総画素数が決まります。
総画素数が100万画素以上の場合、メガピクセル対応になります。

　・100万画素＝1,000,000画素＝1メガピクセル(mega pixel)

[参考]：8Kテレビ(8K UHDTV・ヨコ：7,680 xタテ：4,320=33,177,600画素≒3,320万画素＝33,2メガピクセル)
　　　　4Kテレビ(4K UHDTV・ヨコ：3,840 xタテ：2,160=8,294,400画素≒830万画素＝8.3メガピクセル)
　　　　2K=フルハイビジョンテレビ(ヨコ：1,920 x タテ：1,080=2,073,600画素≒200万画素＝2メガピクセル)
　　　　アナログテレビ(VGA換算・ヨコ：640 x タテ：480=307,200画素≒30万画素＝0.3メガピクセル)

[注意点]：必ずしも画素が増えるほど「キレイ」に写る訳ではありません。
　　　・画素数が増えるほど、1ピクセル辺りの受光面積が小さくなり、感度が落ちる。
　　　・画素数が増えるほど、処理が重くなり、フレームレート(１秒辺りのコマ数)が下がる。(動きがブレたり、カクカクする)

「センサーのピッチ」に対応する「レンズ解像度」が、必要になります。下記表(センサーピッチと素子寸・画素の関係)は必要解像度のピッチ幅の目安です。
明確な、基準は在りませんが、センサーピッチに対応するレンズを使用しない場合、カメラを活かせる解像度は得られません。

ただし、レンズ解像度は、撮影距離(WD=ワーキングディスタンス=作動距離)、絞り具合、ロット(個体差)等で変化します。
メーカー側のデータが、測定値なのか、設計値なのか、ベスト値なのか、平均値なのか、詳細は明らかではありませんが、これは、各メーカの検査基準が
異なる為、致し方無い事です。

[注意点]：必ずしもレンズ全体が均一な解像度ではない。
　　　・通常は中心解像度が良く、周辺(四隅)は悪い。
　　　・光量も同等に均一では無い。特に広角レンズは周辺(四隅)は暗い。
　　　・歪みも同等に均一では無い。特に広角レンズは周辺(四隅)は歪む。(→タル型の歪み等)

※ 大型素子用レンズを小型素子カメラに流用すると、センサーピッチが狭くなる為に解像度が下がります。

　　　例1)1"型800万画素のレンズを、1/2"型カメラに流用すると...　200万画素相当
　　　　　800万画素レンズ x0.25=200万画素相当

　　　例2)1/1.8"型200万画素のレンズを、1/2"型カメラに流用すると...　160万画素相当
　　　　　200万画素レンズ x0.8=160万画素相当

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